行きたくて、でも行けなかった寺院へ、やっと参詣できました。
通称『こくぞうさん』で親しまれている金生山 明星輪寺さまです。
本尊は虚空蔵菩薩様。岩屋の中にある彫刻で役小角が彫刻したという言い伝えも…。
西美濃三十三霊場第三十一札場。
駐車上から本堂まで、テクテク歩いていきました。
ハイキングに来ている親子ともすれ違って…。
『あれ?こんな近くに駐車場がある!』と気づいたのは山門前でした。
普段の運動不足を心配された虚空蔵様からのプレゼント『山登り』を堪能してまいりました😅
その道中にある、この看板。
『ここの鹿さん、字が読めるんや😆』とツッコミたくなりますね。
でも、疲れているのに、なんだか笑みがこぼれました。
虚空蔵菩薩様
菩薩と聞いて、最初に虚空蔵様を思い浮かべる方は少ないかもしれません。
観音様・文殊様・弥勒様…と聞き慣れた方たちと比べると、少しマイナーな感じも…。
干支の守り本尊で丑・寅年の方はご存知ではないでしょうか?
成績向上・記憶力増進・技芸上達・厄除け・開運などなどのご利益といわれています。
『虚空』は無限を意味し『蔵』は宝庫を示すことから、無限の知恵や功徳を宝庫に納めていて、人々の願いを叶えるために蔵から取り出して与えてくれると言われています。
虚空蔵菩薩求聞持法
弘法大師空海が室戸岬の洞窟、御厨人窟に籠もって虚空蔵菩薩求聞持法を修したといいます。
その方法とは虚空蔵菩薩の真言を、1日10000回×100日=百万回お唱えし心身を鍛える修行。
この修行で絶大な記憶力を得たと言われる方法です。
小僧がしてみたら良いのでは?と思われるでしょう。
唱えているうちに『あれ?今何回目?』となってしまいます😅
ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ
十三詣り
虚空蔵様が安置されている寺に数え年で十三歳の男女が参拝する行事です。
小僧が住んでいる高山市では、おそらく無名に近く、関西圏の一部では七五三よりも盛んに行われているようです。
その方法も独特で、半紙に自分が好きな漢字一文字を毛筆でしたため奉納します。
住職様にご祈祷を受けて、最後にお守り等を頂いて帰り親に感謝を述べます。
お守りは必ず身につけるようにしましょう😀
参詣後、後ろを振り返るとせっかく授かった智恵を返さなければならないという伝承もあります。
今回の参詣で、実際の十三詣りを見ました。
小僧もそっと『頑張れ~』と応援してきました🙏
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カーナビ頼みで出かけたら…迷子になりました😭
山中に進んでいく時『これで合ってるんかな?』と不安に…。
そんな小さな苦労の先に、この寺院とのご縁ができました。
『虚空蔵菩薩満願経』という経本も購入しました。
なんて書いてあるのかが楽しみすぎて。
早く読みたいのですが…運転が…あぁ自宅までの我慢です😭
いつか小僧が解説できるよう、頑張ります。
小僧合掌
小僧さんより臘八大摂心を無事終えたとの連絡がありました。
今回の西濃地方参詣記、最終回です。
来週からは小僧さんがお届けします。
千手観音菩薩(子年)、虚空蔵菩薩(丑・寅年)、文殊菩薩(卯年)、普賢菩薩(辰・巳年)、勢至菩薩(午年)、大日如来(未・申年)、不動明王(酉年)、阿弥陀如来(戌・亥年)となっています。