花まつり2023へ行ってきました。
5月だというのに27℃という夏のような暑さの中、高山市仏教会による、花まつりが開催されました。
本堂前には白象の上に乗った誕生仏(お釈迦様の生まれた時の姿)が安置され、多くの人が甘茶をかけていました。
参拝される方は子供から高齢者まで幅広い年齢層がいました。
象さん
私が作務衣で回っていると、ある子供たちに声をかけられました。
誕生仏を支えている白い象についての質問でした。
この象さんはね、インドの象さんだよ。
お釈迦様が生まれる前、母であるマーヤー(摩耶)夫人は、天から白象が降りてきて、自分の右わきから胎内に入る夢を見ました。
そして4月8日に出産し、シッダールタ(悉達多)と名付けたのです。
実は、仏教国のタイでは、白い象は釈迦の化身とされています。
お釈迦さまはインド出身のため、白い象もインド象がモチーフになっているのです。
甘茶
質問してきた子供たちの母親からこんな質問をされました。
なぜ甘茶をかけるのですか?
小さい頃から花まつりに参加していたものの、ずっと疑問に思っていたそうです。
これはお釈迦様が生まれた時、頭から甘露の雨が降ってきたという説話から始まりました。
雨降る空には九頭の龍が現れたそうな…。(そんな馬鹿な!)
奈良時代は当時は香水と呼ばれる水をかけており、江戸時代になってから甘茶をかける習慣が広まったそうです。
甘茶については下の記事に書いてあります。
法要について
13時より、花祭り法要(灌仏会)が始まりました。
和尚さんたちが入堂し、本堂内はお経が響き渡ります。
手を合わせている信徒さんや、興味本位で写真を撮っておられる方など、様々な人々が集まっていました。
私は、花祭りがきっかけで足を運んでくださる方が増えたのであればいいもんだなぁなどと感じていました。
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最近、小僧は和尚の送迎を担当しています。
今回の花まつりも私が車を運転しました。
「乗り心地がええなあ」と和尚は言ってくださいますが、果たして車がいいのか、運転手の腕がいいのか…。
それは皆様のご判断にお任せいたします。
小僧合掌
この白い象さんはどこの国にいるの?