後世に名を残す(はず…)恩林寺の小僧です。
稀に「前世の記憶を持つ人」がいます。
先日亡くなられた日本の宗教家、大川隆法さんは、「私は仏陀の生まれ変わりである」と話されたとか…😲
まさかと思いますが、本当かもしれません。
当の本人にしか、真実は分からないのです。
前世による因縁
6世紀頃、中国で作られたお経の一つに、「善悪因果経」というのがあります。
阿難尊者(十大弟子のうちの一人)がお釈迦様に質問をします。
人は皆平等では無いように見えます。
長生きする人もいれば短命な人もいます。
裕福な家庭もあれば、ご飯を食べられない人もいます。
同じ人間、同じ動物だというのに、どうしてこのような差が出来てしまったのでしょうか?
それは前世でどのような行いをしてきたかということだ。
顔が美しい人は、きっと前世でも穏やかだったはず。
顔が醜い人は、前世では怒りん坊だったのかもしれません。
好んで殺生をする人は短命で産まれてきます。
また、物を丁寧に長く使う人は、長生きできるのです。
どのような行いをしてきたかによって変わってくるのです。
善い心と悪い心
お釈迦様は続けてこう言います。
心だけは前世とは関係なく、貴方自身のものである。
心には2種類あり、それは善い心と悪い心です。
善い心というのは、悟りを得た者を素直に尊敬し、まだ道の途中である人には丁寧に接し、自身の反省を忘れない心のことです。
また悪い心というのは、お金や食べ物、異性ばかりに気を取られ😅殺生、窃盗などを繰り返す心のことです。
命やお金、身長などは生まれ持ったものであっても、心は変えることが出来ます。
今、心を変えれば、来世ではもっと素敵な人として産まれてくるかもしれないのです。
悪い心を持った人は、来世の前に地獄行きとなってしまいます。
そうならない為にも善い心を持ち続けることを大切にしたいですね
善悪因果経
今回、お経の一部を抜粋してお話しました。
実際は色々な例を挙げて、お釈迦さまは説明しています。
どのような人は将来馬になり、牛になり…どのような人は将来、この地獄、あの地獄に行く。
かなりの数があります。
ただ、大切な部分としては、「前世での因が、この世での果になっている」
言い換えれば「後々のことを考えて、今まさに精進していこう」という意味を伝えたかったのではないでしょうか?
前世には戻れないとしても、今から出来ることは沢山あると思います。
私は後世に名を残そうと、今できることを精一杯頑張って(いるはず)です。
前回、因縁果についてお話しました。
いつ結果が出るか分からないこともまずは挑戦!
努力した事は身体に染み付いていて、いつか役に立つ時がきます。
その時のために、精進していきましょう!
小僧合掌
何故、人によって運の善悪や縁の有無があるのでしょうか?