山全体が世界遺産として登録された吉野山。
ロープウェイやバスなどで散策できる場所ですが、ここは徒歩で挑みました。
それは私も飛騨人ですから🐵少々の坂ではへこたれない自負がございます。
しかし、この選択は大きな間違いでした。
平地は殆ど無く坂ばかり…😭
改めて我が故郷、高山市は盆地なんだなぁと思いました。
吉野の桜🌸
吉野の桜で思い出されるのが、太閤秀吉!
満開シーズンに大名たちを引き連れ盛大な宴が催されたとか。
現在でもお花見の観光スポットとして、有名ですね。
しかし、始まりは花見用ではありません。
役行者が山桜の木にご本尊蔵王権現を刻み御神木として崇められました。
その蔵王権現や役行者に対する信仰の証として、信者たちによって献木として植え続けました。
こうして現在の花の吉野ができたと云われています。
そして、ここ吉野に住む人々が、その桜と信心を大切に守ってきたからなのでしょう。
吉水神社
白鳳年間に金峯山寺の僧坊・吉水院として役行者により建立されたと伝わる。
ここは源義経、武蔵坊弁慶や静御前などがこの吉水院に身を潜めていたという話。
後醍醐天皇の行宮だったり秀吉が花見の本陣としたり。
世界遺産吉水神社境内から見る桜景色は「一目千本」と呼ばれる必見スポット!
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竹林院 群芳園
蔵王堂の夜間拝感は宿泊者限定という事ですので、どこにしようかと迷っておりました。
色々と調べていると聖徳太子創建と伝わる寺院で宿泊できることが判明し、早々に予約しました。
格調高い宿坊としても有名だったので、少々分不相応かな?と思いました。
懐が悲鳴を上げ、財布が無い布になっていきましたが…😭ここで大正解でした。
働いている皆さまの笑顔が、山歩きで疲れた私の心身をリフレッシュ!してくれます。
お料理も美味しくて、完食しちゃいました。
しかもここのお風呂はカモシカの湯といって、カモシカの像が中央にあり見た目でくつろげます。
(女性のお風呂はわかりません😁)
とてもキレイで良かったのですが、カモシカさんは恩林寺のすぐ近くで見かけます。
飛騨人の私には、吉野まで来て見たいものではないですけど😅
庭園(群芳園)
お庭も見事な景観で、桜咲く時期にもう一度訪れたくなりました。
あまりに素敵だなぁと思っていたら、あの千利休が作庭したとのこと。
しかも細川幽斎が改修したといわれ、 大和三庭園のひとつなんだそうです。
私の美的センスでも、この美しさがわかるのですから、皆さまはきっと…。
竹林院群芳園のスタッフさんに「飛騨高山から来ました」とお話をしました。
すると「行ったことあるわ~。トンネルの多いところやったね~。」との反応。
続けてお祭りの屋台など、高山の良さを語ってくれました。
お寺でも宿でも、とっても癒やされた吉野です。