体力が無い恩林寺の小僧です。
先週「隠元禅師350年大遠諱」が開催され、その加担(準備や片付けなどお手伝い)に行ってまいりました。蒸し暑い中での作業で汗が多量に流れ落ちました。
今回は法要の件では無く、その裏話をしたいと思います!!
始まり
発端は、大遠諱があると聞いた7月頃でした。
大きい法要があるなら是非お手伝いしたいと考え、僕一人で行くより、せっかくならば同夏(修行仲間)と一緒に行きたいなと思いつきました。
そこで、雲水の頃からお世話になっている禅堂知客(禅堂の師)や、遠諱委員会の方へ連絡し、なんとか4人行けることになりました。
僕は嬉しくなり、他の同夏3人に声をかけました。皆、二つ返事で快く承諾してくれたのでした。私は1週間ほど、他の3人は2泊3日で来れるように各々忙しい仕事などを終わらせて来てくれました。
仲間
同じ釜の飯を食べ、同じ風呂に入り、一緒の場所で寝て、同じ時間を共有した仲間は特別で、会える日が近づく度にワクワクしている自分がいました。
最初に同夏のうち2名が到着しました。
お互い顔を合わせると、懐かしさを感じました。
僧堂の頃の話に花が咲き、同じ話でも盛り上がれるような不思議な関係です。
それこそ失敗談が今では笑い話になっていました。
(一番数多く失敗していたのは小僧だったような…😅)
諸用の為、もう1人は翌日の朝に着きました。
そして作務の時間が始まり、4人で掃除をすると息が合うため早いのです。
体力面では僕ともう1名は倒れそうでしたが、なんとか乗り切りスムーズに作業が進みました。
最終日
そんな日々が続き、そして最終日になると寂しく感じました。
確かに久しぶりの作務は大変でした😱
朝課(朝のお勤め)も僧堂の頃のように2名を起こすような日々も復活。
一緒に居て当たり前だった仲間が、一人また一人、去っていきます。
今ある日常に戻るだけなのですが、心が痛くなっていきます…
「またな~」
「またな~」と笑顔で去った行く仲間を見送り続け、最後の一人も去りました。
いざ一人残された時、目頭がとても熱くなりました…😭
忙しかったせいか、馬鹿話をして楽しかった時間が、あっという間に感じました。
仲間は本当に大切だと思います。
僕は僧堂で、良い師と良い仲間に出会えたことに感謝しています。
あの辛かった日々を乗り越えられたのは、この人達のお陰ではないかと思っています。本当にありがとう~🙂
清風故人
爽やかな秋の風は昔の友を思い出すという意味です。
皆さまも是非、久しぶりに各々の友人に声をかけてみては如何でしょうか?
小僧合掌
仲間って素敵なものだなと感じました。