人の役に立ちたい。
心を預けられる人になりたい。
そんな思いとご縁が重なり、
恩林寺徒弟(弟子)として頑張ることを高校二年生の夏に決意しました。
それから月日は流れ、大学三年生の頃、学校を休学して僧堂へ入ることを決めました。
当然のことながら修行する場所である僧堂は自由が制限されます。
未経験の不自由な場所に心は不安に染まっていきます。
そして現代っ子だからこそ悩む問題もありました。
スマホがない生活とはどんなものだろうかということです。
入堂前の数日は連絡がとれる友達や恋人とたくさん話して、京都の色々な場所に出かけ、後悔が無いように時間を過ごしました。このまま逃げ出したい気持ちがあったのも覚えています。
しかし覚悟しました。
よし、頑張るぞ。
明日は入堂にあたっての説明があります。その晩は少し早めに眠りにつきました。
コメントを残す